はじめに
鶏太郎グループを選んでくれた従業員には、少しでも働きやすい環境を提供したいもの。そんな思いで社内制度の刷新を進める私たちは、いつも新たな仲間との出会いを心待ちにしています。明るく、楽しく、あなたらしく。仕事への熱意さえあれば、経歴は問いません。多様な個性が集まり、多様な働き方を具現化する仕事場の特色をご紹介します。
販売・調理の基礎をじっくり学べる
業務の習熟ペースは人それぞれ。だから、マニュアル式の新人教育は行いません。入社直後にすべての基礎である接客を学ぶのは共通ですが、その後は個々の歩みを重視。惣菜の仕込み、鶏肉のさばき方などの調理技術も、段階的に身につけていきます。研修期間は最長で3ヶ月。時間を惜しまず適性を見極め、販売・調理のどちらに軸足を置くか判断します。建設業、製造業、教育関係など異業種の出身者も着実にスキルを磨き、現場を引っ張っています。
ワークライフバランスの整った職場です
オン・オフのメリハリをつけて働きたいという現場の声に応えて、シフト希望は最大限に尊重しています。長時間労働も抑制しており、サービス業でありながら休日の予定が立てやすいのが自慢です。繁忙期との兼ね合いはあるものの、長期休暇の取得も奨励。海外旅行などに活用する従業員も目立ちます。近年、こうした働きかけを強めた結果、従業員の定着率は格段に向上。プライベートの時間を存分に満喫し、万全の状態で仕事に取り組んでください。
成果重視のキャリアアップ制度を導入
当グループでは年功序列型の人事評価は行わず、本人の実績や意欲をもとに昇給・昇格を決定しています。より公正な評価のために、社長はじめ経営層は店舗を定期的に巡回。同時に個人面談を実施し、サブリーダー、店長といったその後のキャリア、働き方などを一緒に考えます。会社の側としても、さまざまな前歴を持つ従業員と話ができるのは貴重な機会。他社のよいところを聞けば積極的に取り入れて、さらなる労働環境の改善に努めています。
こんなサポートがあります
- 一人ひとりに合わせた新人教育で、無理なく成長できる
- シフト希望が通りやすく、プライベートも充実
- 個人面談を通して、理想の働き方の実現を後押し
- 再雇用制度を使えば、最大70歳まで勤務可能
- 優秀店舗賞、5年ごとの永年勤続表彰等で努力を評価
- 店舗ごとの食事会など、従業員間の日常交流も盛ん
転職者のキャリア事例
上田さん
店長の右腕としてマネジメント能力を養い、より効率的な店舗のあり方を追い求めたい。
造園業、パン職人など、業界の枠を越えた活躍を経て入社した上田さん。現在は、生肉専門のあべのハルカス店で調理を担当しています。単に目の前の作業をこなすだけでなく、普段から経営感覚のある行動に徹するのが上田流。業務進捗、人員配置、商品陳列など、いろいろな方向に目を光らせて、パートさんに向けた作業指示や店長への改善提案を行い、採算性の高い店舗運営につなげようと努めています。調理はもちろん食べることも大好きで、数ある地鶏のなかでも一番のおすすめは比内地鶏だそう。年に一度の楽しみという海外旅行を励みに、今後は自店で取り扱いのない鶏惣菜についても学び、ゆくゆくは店長のポジションを任されたいと前を向いていました。
渡瀬さん
向上心に満ちた自分と出会えた場所。女性店長を目標に、実績を積み上げています。
渡瀬さんが鶏太郎でアルバイトを始めたのは高校時代。卒業後には他社の職場体験にも参加しましたが、商品を介したお客様との密な関わり、串打ちなどの手作業の達成感が忘れられず、パートとして再出発を切りました。それから2年が経ったある日、「あの店には渡瀬さんが必要だから」という言葉とともに、上司から正社員への昇格をすすめられ、快諾。以来、売上管理や従業員教育、丸鶏のさばきといった新しいスキルを前向きに習得しています。いつの日か自分が店長になった姿をイメージしてがんばれるのは、「大手以上に個人を見てくれる」と語る環境があるから。地域ニーズを満たしつつ、従業員も働きやすい職場の実現に向けて、渡瀬さんの挑戦は続きます。
西川さん
従業員の意見がしっかり尊重されるから、もっと満足のいく店にしたいと思えます。
入社8ヶ月目という異例のスピードで店長に抜擢された西川さんは、これまで飲食業界ひと筋。どの職場でも、お客様からの「ありがとう」のひと言が原動力だったといいます。百貨店ならではの落ち着いた接客や、本格的な鶏の調理は鶏太郎が初体験でしたが、苦戦するというよりは成長の過程を楽しめた模様。鶏の銘柄やレシピを覚えていくにつれ、食べることが好きという純粋な気持ちを刺激されたそうです。「部下にはどんどん新しいことをしてほしい」と語るように、店長として現場の主体性を大切にする西川さん。オリジナル商品やディスプレイにパートさんの意見を反映させるなど、自由度が高いグループのよさを活かした店づくりに奮闘しています。
阿多さん
豊富な厨房経験をテイクアウト商品にも注入。温故知新の精神を次の世代にも伝えたい。
中華、フレンチ、和食の世界で腕を磨き、鶏太郎に加わった阿多さん。かつての勤務先では、料理長として厨房を取り仕切った経験もあります。そんな阿多さんの仕事場は、国内のみならず海外からも多くの人が訪れる新大阪駅。駅ナカ施設にある2店舗を統轄するかたわら、お弁当や惣菜の開発もこなします。食べ歩きを好むインバウンド客を意識した「とり丸」は、鶏団子を大阪名物・たこ焼きに見立てたヒット作。長く愛されてきた商品の見方を変え、ひと工夫をして新しい魅力を引き出す営みは、ニーズの細分化に対応するうえでも有効策といえそうです。そんな温故知新の考え方を後進にも伝えたいと語る阿多さんの表情には、料理人の自負が見て取れました。